家計の改善策

家計の改善策は以下の3つに大きく分類されます。

①収入を増やす
②支出を減らす
③投資で増やす

順序は逆になりますが、まず、③の投資から考えてみます。株式等への投資は、企業などが生み出す付加価値の一部を資金的なリスクを負うことで獲得していく行為です。そして、投資することで預金金利を十分に上回るリターンの獲得が期待的に可能となります。ただし、一般的には高いリターンが見込める事業は、それに見合うだけの高いリスクが伴います。従って、家計にとって投資が有効かどうかは、家計が事業へ投資するリスクを許容できるかに依存することになります。このリスクへの許容度にはいろいろな考え方がありますが、1つの考え方として、将来に渡っての資金残高に十分な余裕があるかを判断基準にする方法があります。例えば、資金残高キャッシュフローファイナンシャルスキャニングで将来に渡って十分な資金残高が維持できる場合は、投資を検討するのがよいと考えれます。

次に、②の支出について考えてみます。
支出は、病気などの突発的な出費を除いて予測がある程度可能で、自分の意思でコントロールしやすい部分です。例えば、教育費のように将来支出が増えるものはある程度早いうちに把握するのが可能です。また、今後金利が継続的に上昇することが予想される場合、変動金利ローン破綻確率を高める可能性がありますので、残高が大きい期間には固定特約をつけるなどの対策が必要です。ところで、支出の節約にはどうしても限界が予想されます。それは、最低限必要な生活費は削れないことや突発的な出費が発生する場合があるからです。

最後に、①についてですが、収入を増やす方向で将来設計をすることが家計の破綻を防ぐ最も良い方法であると考えられます。現在、主婦・主夫の方は、子育てが一段落する時期を見越して、早い段階から収入を得る準備を行うなども必要かと思われます。ところで、会社員の方については、必ずしも高い給料だからといって転職すればよいというわけではありません。転職は収入の変動するリスクを高め、逆に破綻確率を高めてしまう可能性があるからです。重要なことは収入の変動を極力抑えながら安定的に増やすことです。

当然の結論であり、また、言葉で言うほどたやすいことではありませんが、家計を改善策としては、安定的に収入を増やすことを考え、次に支出を減らす、あるいは、余剰資金の投資について考えるというのが基本だと考えられます。

 

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